皆さんこんにちは!
Re’starts代表の山本です。
コンタクトレンズは使用していますか?
長く使っている人だとついつい使用期間を長めにしてしまう人もいると思います。
コンタクトレンズをつけっぱなしにすること、特に装用時間を守らずに長時間使用したり、つけたまま寝たりすることは、目にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。主なデメリットは以下の通りです。
1. 角膜の酸素不足
角膜は血管が通っていないため、空気中から直接酸素を取り込んでいます。コンタクトレンズを長時間つけていると、レンズが角膜を覆うため酸素供給が妨げられます。特に睡眠中はまばたきをしないため、さらに酸素不足が悪化します。
- 角膜内皮細胞の減少: 酸素不足が慢性的に続くと、角膜の透明性を保つための「角膜内皮細胞」が減少します。この細胞は一度減ると元に戻らないため、視界の白濁や将来の白内障手術に影響を与える可能性があります。
- 角膜浮腫・剥離: 角膜の水分バランスが崩れ、むくみ(浮腫)や剥離を引き起こし、視力不良や激しい痛みを伴うことがあります。
- 血管新生: 酸素不足を補おうと、角膜に血管が侵入してくる「血管新生」が起こることがあります。重症化すると視界が遮られ、失明の危険性もあります。
2. 目の乾燥と傷つきやすさ
- 目の乾燥: コンタクトレンズは涙の上に浮いた状態で目にフィットしていますが、長時間装用や睡眠中は涙の分泌が減り、目が乾燥しやすくなります。
- レンズの張り付き: 目が乾燥すると、コンタクトレンズが目に張り付いて外しにくくなることがあります。無理に外そうとすると、角膜を傷つけてしまう危険があります。
- 角膜の傷: 乾燥した状態の目は傷つきやすく、レンズとの摩擦やずれによって角膜表面に小さな傷ができることがあります。
3. 細菌感染症のリスク増加
- 汚れの蓄積: 長時間つけることで、レンズにタンパク質や脂質などの汚れが蓄積し、細菌が繁殖しやすい環境になります。
- 目の自浄作用の低下: 睡眠中は涙の分泌や入れ替わりが減るため、本来備わっている目の自浄作用が低下し、細菌が洗い流されにくくなります。
- 感染症の発症: 角膜にできた小さな傷から細菌が侵入し、角膜炎や結膜炎などの感染症を引き起こすリスクが高まります。重篤な場合、アカントアメーバ角膜炎のような治療が難しい病気や失明につながることもあります。
4. その他のデメリット
- 目の充血・痛み: 酸素不足や細菌の繁殖により、目が充血したり、痛み、目やにが出たりすることがあります。
- アレルギー性結膜炎: レンズに付着した花粉やハウスダストなどのアレルゲンが目に留まり、アレルギー性結膜炎を発症することがあります。

連続装用可能なレンズについて
「連続装用可能」なコンタクトレンズも存在しますが、これはあくまで眼科医の指導のもとで使用するものです。体質や目の状態によっては連続装用ができない場合もあり、終日装用よりも目に負担がかかりやすいとされています。
コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、目の健康を守るためには、眼科医に指示された装用時間を必ず守ることが非常に重要です。短時間であっても、つけたままの昼寝や仮眠は避けましょう。目に違和感や異常を感じた場合は、すぐにコンタクトレンズを外し、眼科を受診することが大切です。
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