皆さんこんにちは!
Re’starts代表の山本です。
12月が近づいてきましたね!
忘年会含めて飲み会が多くなってくると思います。
お酒の飲み過ぎ、特に二日酔いには気をつけてください!
二日酔いは、主にアルコールを分解する過程で生じるアセトアルデヒドという有害物質が、体内に残ることで引き起こされます。
「飲み過ぎた翌日の不快な症状」すべてを指す総称であり、頭痛、吐き気、胃もたれ、全身のだるさなど、様々な症状が現れます。
🍺 二日酔いの主な原因とメカニズム
二日酔いを引き起こす主なメカニズムは、以下の3点です。
1. アセトアルデヒドの残留(主な原因)
- アルコールの分解プロセス: 体内に摂取されたアルコール(エタノール)は、主に肝臓で酵素によってアセトアルデヒドという物質に分解されます。
- アセトアルデヒドの毒性: アセトアルデヒドは、**吐き気、頭痛、動悸、顔面紅潮(顔が赤くなる)**などを引き起こす強い毒性を持つ物質です。
- 分解が追いつかない: 短時間に多量のアルコールを摂取したり、肝臓の処理能力を超えたりすると、アセトアルデヒドの分解が間に合わず、体内に残って悪影響を及ぼし、二日酔いの症状を引き起こします。
2. 脱水症状(頭痛の主な原因)
- 利尿作用: アルコールには強い利尿作用があり、飲んだ量以上に水分が体外に排出されてしまいます。
- 脱水: これにより体が脱水状態になると、血液が濃くなり、全身の臓器、特に脳の水分が奪われます。
- 頭痛: 脳の血管が収縮・拡張することで、ズキズキとした頭痛(血管性頭痛)が引き起こされます。
3. 胃腸の機能低下
- 胃酸の過剰分泌: アルコールは胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌を促進させます。
- 胃もたれ・吐き気: これにより胃の粘膜が荒れたり、胃の動きが低下したりすることで、吐き気、胃もたれ、食欲不振などの症状が現れます。
4. 低血糖
- 肝臓の機能停止: 肝臓はアルコールの分解を最優先するため、本来行っていた**糖の生成・貯蔵(血糖値の調整)**の働きが疎かになります。
- エネルギー不足: 翌朝、体が低血糖状態になり、エネルギー不足からくる強い倦怠感やだるさを感じることがあります。
🍶 飲むお酒の種類も影響する
- 不純物(コンジナー): ワイン、ウイスキー、ブランデーなどの醸造酒や蒸留酒には、アルコール以外に「コンジナー」と呼ばれる不純物が多く含まれています。これらもアセトアルデヒドと同様に二日酔いの原因となると言われています。
- 色濃いお酒 vs 透明なお酒: 一般に、色の濃いお酒(バーボン、赤ワインなど)はコンジナーが多く、透明なお酒(ウォッカ、ジンなど)はコンジナーが少ない傾向があります。

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二日酔いの対策は、主に「アセトアルデヒドの早期分解」「脱水の解消」「胃腸の保護」の3点に焦点を当てて行うと効果的です。
☀️ 二日酔いの症状別対策
1. アセトアルデヒドの分解促進・排出
- 水分補給(最優先): アルコール分解には水分が必須です。二日酔いの際は脱水状態でもあるため、水、白湯、スポーツドリンク、経口補水液などを積極的に飲みましょう。
- 糖分摂取(ブドウ糖): 肝臓のアルコール分解を助けるエネルギー源として、糖分(ブドウ糖)を摂取することが有効です。ジュースやはちみつ、果物(特に柿やバナナ)などがおすすめです。
- ビタミンB1の摂取: 豚肉や豆類に多く含まれるビタミンB1は、アセトアルデヒドを分解する際に必要な酵素をサポートします。
2. 頭痛・吐き気・胃もたれの対策
- 頭痛への対処:
- 冷やす: 脳の血管の拡張による頭痛の場合は、冷やしたタオルや冷却シートなどでこめかみや首筋を冷やすと楽になることがあります。
- 鎮痛剤: 市販の頭痛薬を服用する際は、胃への負担が少ないものを選び、必ず水分と一緒に飲みましょう。
- 吐き気・胃もたれへの対処:
- 胃に優しいもの: 胃粘膜が荒れているため、おかゆや味噌汁、豆腐、うどんなど、消化が良く、温かいものを少量ずつ摂りましょう。
- 柑橘系は避ける: 胃酸の分泌を促進させる柑橘系のジュースやコーヒーは、胃もたれを悪化させる可能性があるため控えましょう。
3. だるさ・疲労感の対策
- 安静と睡眠: 肝臓がアルコールの分解に専念できるよう、体を休ませることが何よりも重要です。十分な睡眠をとりましょう。
- アミノ酸・タンパク質: 肝臓の働きをサポートするために、**しじみやあさり(オルニチン、タウリン)**を使った味噌汁やスープを飲むのもおすすめです。
🍶 予防のための対策(飲む前にできること)
二日酔いは「飲み過ぎ」が最大の原因ですが、以下の予防策で症状を軽減できます。
- 「飲む前」と「飲んでいる最中」に水を飲む: アルコールの利尿作用に対抗し、血中アルコール濃度の上昇を抑えるため、**お酒と同量かそれ以上の水(チェイサー)**を飲みましょう。
- 空腹を避ける: 胃の中に食べ物が入っているとアルコールの吸収が緩やかになります。チーズや牛乳など、脂肪分を含むものを事前に摂ると、胃の粘膜が保護されます。
- 肝臓の準備運動: 飲む前にウコンなどのサプリメントや、アミノ酸を含む食品を摂ることで、肝臓の分解酵素の働きを助けます。
- ゆっくり飲む: 肝臓がアルコールを処理できる速度