皆さんこんにちは!
Re’starts代表の山本です。
本日は血糖値と血圧の違いです。
先日低血糖についての記事
👆👆こちらにも書いてます👆👆
血圧が低いこと同じ?
とのご質問をいただいたので、今回は
そちらについての記事を書こうと思います。
あなたは健康診断のときなどに、測定している血圧が何を示してるわかりますか?
その答えですが、心臓から全身の各組織に血液を送り出す血管(=動脈)の圧を示しています。
動脈は強い圧がかかるため3層構造となっており、その中にはゴムのような弾性繊維があります。そのため動脈は弾力性があることを覚えていてください。
では、高血圧はどのようなときに生じるのでしょうか。血圧を上昇させる要因は主に5つあります。
①血液の粘り気(粘ちょう度)が高い
②心臓の筋肉の収縮力が強い
③血管の弾力性が少ない
④細い動脈などにおける血液の通り道が狭い
⑤血管を流れる血液量が多い
糖尿病と血圧の関係
糖尿病患者の40~60%は高血圧であるといわれています。そのため、糖尿病と診断されたら高血圧にも気を付ける必要があります。一方、糖尿病治療で使用する薬や合併症によっては低血圧を招くこともあるため、血圧のコントロールは慎重に行う必要があります。
血圧が上がる理由
糖尿病患者の方が高血圧になる理由には以下のようなものがあります。
高血糖になると血液量が増える
糖尿病で血糖値(血液中の糖の割合)が高い状態が続く病気です。血糖値が高くなると血液の浸透圧が高くなるため、腎臓から水分を吸収する量が増えたり、細胞から水分が排出されて血液量や体液が増えるため、血圧が上がります。
インスリン抵抗性により血管が広がりにくく血液量も増える
2型糖尿病は何らかの原因によりインスリンの分泌量が減ったり、インスリンが効きにくくなっている状態(インスリン抵抗性)です。
通常、インスリンはすい臓から分泌され、血液中の糖を細胞に取り込みやすくするものですが、インスリン抵抗性の場合、分泌されたインスリンがうまく作用しません。このとき、インスリンの作用不足を補うためにすい臓はインスリンを大量に分泌するため、高インスリン血症を招きます。
高インスリン血症を発症すると、腎臓で塩分(ナトリウム)が排泄されにくくなったり、交感神経の働きを高めたり、血管壁の細胞が増殖して血管が広がりにくくなるため、血圧が上がりやすくなります。
糖尿病患者は肥満が多く、血圧を上げるホルモンの分泌量が多くなる
2型糖尿病は遺伝的要素と食べ過ぎなどの生活習慣病が組み合わさって発症するといわれています。そのため、糖尿病を患っている人は肥満傾向であることが多いです。肥満は交感神経を緊張させ、アドレナリンなどの血圧を上げるホルモンの分泌を増やすため、血圧が上がりやすくなります。
糖尿病の合併症(糖尿病性腎症)の影響
糖尿病は初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、病気が進行するとさまざまな合併症を招きます。このとき、糖尿病性腎症を発症すると、レニン(血圧を上昇させるホルモン)が腎臓から分泌されます。
また、糖尿病性腎症を発症すると腎臓の濾過機能が低下するため、血液量が増え、高血圧を招くことになります。
血圧が下がるケース
糖尿病では高血圧だけでなく、低血圧も気を付ける必要があります。
高浸透圧高血糖症候群
糖尿病で血圧が下がるケースの1つに高浸透圧高血糖症候群があります。高血糖症候群とは、感染症や薬の影響で糖尿病患者にインスリンの作用不足が起こったときに見られる、高血糖性の急性代謝失調のことです。高浸透圧高血糖症候群は重度の脱水を引き起こし、多飲や意識障害、体重減少のほか血圧の低下も招くことがあります。
自律神経障害による起立性低血圧
起立性低血圧とは、急に立ち上がったときなどにフラッとすること(立ちくらみ)のことです。糖尿病で自律神経が障害されると血圧の制御ができなくなり、起立性低血圧を起こしやすくなります。
血糖値が高い人は合併症を引き起こしやすい
血糖値が高い状態は血管へダメージを与えます。
全身の血管が長期にわたって高血糖にさらされることにより、血管は徐々にぼろぼろになっていくのです
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームという病名を耳にしたことがある方は多いと思います。
肥満に加えて、生活習慣病がある場合に、メタボリックシンドロームと診断され、動脈硬化の進みやすい状態と判断されるのです。
メタボリックシンドロームの診断基準の中に、空腹時の血糖値が110mg/dl以上という項目が含まれ、糖尿病という診断に至らないケースでも、肥満と高血糖がある場合には診断されるかもしれません。
動脈硬化の原因に
血糖が高いことは血管へのダメージも強く、長期間にわたって高血糖の状態が続くことで血管のダメージは大きくなり、動脈硬化が進行していきます。
日本人の死因の上位を心臓病、脳血管疾患が占めており、いずれも動脈硬化による病気です。
動脈硬化の進行を抑えることが長生きするための秘訣といえます。
糖尿病
一回の血糖値が高いだけでは糖尿病とは診断されず、1か月の血糖の推移を表すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)などと合わせて糖尿病と診断されます。
糖尿病の治療をおろそかにした状態が長期間続くと合併症の可能性があり、糖尿病性眼症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経症が3大合併症と呼ばれます。
いずれも重症になると、失明や透析など日常生活に大きな影響が出てくることになり、寿命にも影響してくることがわかっています。
このように言われています。
肥満は身体に悪いことが多いので
気を付けて生活をしていきましょう!
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