胃腸炎にも種類があるのは知っていますか??胃腸炎にならないために!

皆さんこんにちは!

Re’starts代表の山本です。

最近インフルエンザも流行ってきているみたいですが

胃腸炎も流行っているみたいです。。。

https://bodymakerestarts.com/2025/11/09/kannsennsyou-2/

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胃腸炎の主な種類

胃腸炎は、原因となる病原体によって、主に「ウイルス性」と「細菌性」の2つに大別されます。


1. ウイルス性胃腸炎 (Viral Gastroenteritis)

最も一般的で、主に冬から春にかけて大流行することがあります。

種類流行時期感染源・特徴
ノロウイルス冬(11月〜3月)感染力・発症力が非常に強い。汚染された二枚貝(カキなど)や、感染者の嘔吐物・便からの飛沫・接触で感染する。激しい嘔吐と下痢が特徴。
ロタウイルス冬〜春(乳幼児に多い)乳幼児の重症胃腸炎の主な原因。白っぽい便(白色便)が特徴的。ワクチンで予防可能。
アデノウイルス一年を通して胃腸炎だけでなく、咽頭炎(のどの炎症)や結膜炎(プール熱)も引き起こすことがある。

2. 細菌性胃腸炎 (Bacterial Gastroenteritis)

食中毒として発生することが多く、夏場に特に注意が必要です。汚染された食品や水から感染します。

種類感染源・特徴
カンピロバクター食中毒菌の最多原因。鶏肉の生焼けや二次汚染が主な感染源。発熱や腹痛、下痢(血便になることもある)が起こる。
サルモネラ菌鶏卵や食肉が主な感染源。激しい腹痛、下痢、高熱を伴うことが多い。
腸管出血性大腸菌(O157など)家畜やその糞便で汚染された食品・水が原因。ベロ毒素を産生し、激しい腹痛と血便が特徴。重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす危険がある。
黄色ブドウ球菌化膿した手で調理した食品など。吐き気と嘔吐が主症状で、毒素型食中毒のため発症が非常に早い。

3. その他

  • 寄生虫性胃腸炎: クリプトスポリジウムなど、汚染された水などから感染する寄生虫が原因となる場合もあります。

🚨 重要な違い

  • ウイルス性: 特別な治療薬はなく、点滴や整腸剤などで症状を和らげ、自然治癒を待つのが基本です。
  • 細菌性: 症状や原因菌によっては、抗生物質が使われることがあります。ただし、菌や状態によっては抗生物質が症状を悪化させる可能性もあるため、医師の判断が必要です。

胃腸炎になった際は、原因を特定し適切な治療を行うためにも、自己判断せずに医療機関を受診することが大切です。

胃腸炎の対策は、主に**「感染予防」「発症後の症状緩和(脱水対策)」**の二つに重点を置きます。特にウイルス性の胃腸炎は感染力が非常に強いため、予防が重要です。


🦠 1. 感染予防のための対策(家庭内感染の防止)

胃腸炎はノロウイルスなどのウイルス性であることが多く、人から人へ簡単に感染します。

A. 徹底的な手洗い

  • 調理前・食事前・トイレ後・嘔吐物や排泄物の処理後は、必ず石鹸と流水で丁寧に手を洗いましょう。
  • 特にウイルス性の場合、アルコール消毒だけでは不活化できないウイルスもいるため、石鹸による物理的な洗浄が最も重要です。指の間、爪の間、手首まで念入りに洗ってください。

B. 嘔吐物・排泄物の適切な処理

  • 処理する際は、マスクと使い捨て手袋を着用し、感染拡大を防ぎます。
  • 処理後の床や衣類は、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を薄めた消毒液で十分に拭き取り、ウイルスを不活化させます。
  • 汚染された衣類は、他のものと分けて次亜塩素酸ナトリウム消毒液に浸け置きした後、洗濯しましょう。

C. 調理器具・食品の衛生管理

  • 特にノロウイルスの場合、**二枚貝(カキなど)**からの感染が多いため、生食を避け、中心部まで十分に加熱しましょう(85~90℃で90秒以上の加熱が目安)。
  • 調理器具やまな板なども、使用後に洗浄・消毒を徹底してください。

💧 2. 発症後の対策(症状緩和と脱水予防)

胃腸炎を発症した場合、最も危険なのは脱水症状です。

A. 水分・電解質の補給

  • **経口補水液(ORS)**やスポーツドリンクなど、水と塩分、糖分をバランスよく含んだものを準備し、少しずつ頻繁に飲みましょう。
  • 一度に大量に飲むと、嘔吐を誘発することがあるため、スプーンで少しずつ与えるなど、こまめな補給を心がけてください。

B. 食事の工夫(消化器を休ませる)

  • **急性期(嘔吐・下痢がひどいとき)**は、固形物を控え、水分補給を優先します。
  • 症状が落ち着いたら、胃腸に負担をかけない消化の良いものから始めましょう(例:お粥、よく煮込んだうどん、すりおろしリンゴ、ゼリーなど)。
  • **脂っこいもの、牛乳・乳製品、食物繊維の多いもの、刺激物(香辛料、カフェイン、アルコール)**は、腸の負担になるため回復するまで避けましょう。

C. 安静と保温

  • 症状が治まるまで、体を休ませて安静に過ごすことが回復を早めます。
  • 体が冷えると症状が悪化することがあるため、お腹周りを温めて血流を良くしましょう。

⚠️ 医療機関を受診すべき目安

以下の症状がある場合は、脱水や重症化の危険があるため、速やかに医療機関を受診してください。

  • 激しい脱水症状(尿が出ない、口の中が乾燥している、ぐったりしている)
  • 嘔吐や下痢が2日以上続く場合
  • 血便が出た場合
  • 高熱を伴う場合(特に細菌性胃腸炎の可能性)
  • 乳幼児や高齢者で水分が摂れない場合
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