1. 身体的な特徴:バランスの土台が不安定
転倒を防ぐためには、重心を安定させ、崩れた時に素早く立て直す筋力と柔軟性が必要です。
- 足首が硬い(可動域の低下):足首の柔軟性がないと、地面の凹凸や滑りに対応できず、体全体が揺さぶられてしまいます。
- 太もも(大腿四頭筋)の筋力不足:膝の痛みをかばっていると、知らず知らずのうちに太ももの筋肉が弱くなります。ここは「踏ん張る力」の要です。
- 「浮き指」になっている:足の指が地面をしっかり掴めていない(浮いている)と、接地面積が減り、安定感が損なわれます。
- インナーマッスル(体幹)の弱さ:重心が崩れた時に、上半身を支えて姿勢を立て直す力が弱いと、そのまま倒れ込んでしまいます。

2. 姿勢と動作の特徴:重心のズレ
これまでの「肩甲骨」や「視力」の話もここに関わってきます。
- 猫背・巻き込み肩(前傾姿勢):肩甲骨が硬く、背中が丸まっていると、重心が常に前方にズレています。雪道では少しの滑りでつんのめるように転びやすくなります。
- 上半身が動かない:歩くときに肩甲骨周りが動かず、腕の振りが小さい人は、バランスを崩した時に腕でリズムを取ることができず、転倒のリスクが高まります。
- 「すり足」で歩く癖:足をしっかり上げずに歩く習慣があると、わずかな段差や氷の隆起に足をすくわれやすくなります。
3. 感覚・環境要因:情報のキャッチ不足
- 視覚情報の低下:「視力低下」のトピックでお話しした通り、目からの情報が曖昧だと、路面の凍結(ブラックアイスバーンなど)に気づくのが遅れます。
- 末梢神経の反応の遅れ:以前解説したマグネシウム不足や冷えがあると、神経伝達がスムーズにいかず、「滑った!」と感じてから足が動くまでのコンマ数秒のタイムラグが命取りになります。
- 「ながらスマホ」や注意散漫:視線が下に向くと重心がさらに不安定になり、周囲の変化に即座に対応できません。
⚖️ 転びやすい人チェックリスト
| 特徴 | 当てはまる項目 | 対策のヒント |
| 靴の底 | 外側や内側だけ極端に減る | 重心の偏り(O脚など)の修正 |
| 歩幅 | いつも大股で歩く | 雪道では小股(ペンギン歩き)に |
| 柔軟性 | 立ったまま靴下が履けない | 股関節と足首のストレッチ |
| 反応 | 何もないところでつまづく | 筋膜リリースとマグネシウム摂取 |
💡 今すぐできる「転ばない体」へのアプローチ
26日に整体に行かれる際、品川院長に以下のことを相談してみるのがおすすめです。
- 「足首の調整」: 足首のロックを外してもらうだけで、地面を捉える感覚が激変します。
- 「重心の位置の確認」: 自分の重心が前・後ろ・外側のどこに寄っているか診てもらいましょう。
- 「腸腰筋(お腹の奥の筋肉)のケア」: 足を上げるための筋肉を使いやすくしてもらうと、雪道でも足がスムーズに出ます。