肋間神経痛とは、胸の部分の神経が障害されて痛みを感じる症状のことです。肋間は肋骨と肋骨の間のことを指します。
肋間神経は背中から肋骨にそって伸びています。そのため、この神経を障害することでおこる痛み全般のことを肋間神経痛とよびます。
これは病気の名前ではなく、あくまで症状を示す言葉です。
さまざまなことが原因になりますが、帯状疱疹によって引きおこされることも多くあります。
また、動作や姿勢などで誘発される場合もあります。
痛みは胸だけではなく、背中やわき腹、時には足まで痛むこともあります。
頚椎からの放散痛
頚椎と呼ばれる首の部分の骨の隙間から神経が肩甲骨周囲や背中の方に伸びています。
もし、頚椎に何らかの変形や歪みがあったり首肩周りの筋肉の緊張が強い
(硬くなっている)場合、肋間神経痛と似たような痛みが発生することがあります。
姿勢からの影響
背中の丸みが強くなってしまうと、胸の筋肉(小胸筋、大胸筋、前鋸筋)が短縮してしまい
筋肉が硬くなってしまいます。そのせいで痛みを感じてしまいます。
症状は肋骨にそっておこる比較的鋭い痛みです。あばらや脇、みぞおち、背中など、患者さんにより痛みを感じる部位には差があります。
また、痛みを感じる強さも人によって違います。
痛みは上半身の左右どちらかの片側にのみおこることが多くあります。
こうした痛みは深呼吸や咳、姿勢の変化などで強くなることがあり、なかには大きな声を出すと痛みが強くなることもあります。
押すと痛む圧痛点がある場合もあります。
また、痛み方は原因によっても変わります。肋間神経痛による痛みは慢性化することもあります。
当院ではこのような肋間神経痛に似た症状の鑑別を行い、
患者様一人一人に適した治療を行わせていただきます。
湿布や塗り薬だけで対応すると皮膚がかぶれやすい場所でもあります。
痛みが強くなる前にお気軽にお越しください!
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