皆さんこんにちは!
Re’starts代表の山本です。
本日は美容のお話になります。
レチノールとは知っていますか?
よく化粧品にもレチノール配合と書いてあるものが
あると思います。
レチノールの成分は体内の活性酸素の働きを抑える抗酸化ビタミン
レチノールの成分はビタミンA(ビタミン誘導体)です。
ビタミンAは、脂溶性(油に溶けやすい性質)の抗酸化ビタミンです。主に、皮膚や粘膜を健全な状態に保ち、抵抗力を強めたりする働きがあります。
抗酸化ビタミンの効果を一言で言うと…
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化ビタミンは、動脈硬化を起こしやすくする過酸化脂質を作り出したり、がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こす、体内の「活性酸素」の働きを抑えます。
ビタミンAはヒトの体内では合成されず、豚レバーやウナギ、バター、などの動物性食品に多く含まれます。体の中に入ったビタミンAは、脂肪とともに小腸から吸収されると、ほとんどは肝臓に蓄えられ、そのほかは血液によって心臓や肺、腎臓などの各組織に運ばれていきます。
ビタミンAは体のなかでは3つの活性型「レチノール・レチナール・トレチノイン(レチノイン酸)」として存在しています。
ビタミンAの前駆体(プロビタミンA)
ニンジンなどの緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンを摂取すると、ビタミンAの前駆体(プロビタミンA)として体内に貯蓄されます。
体のなかでビタミンAが不足すると、プロビタミンAから必要な分だけビタミンAが作られます。
プロビタミンAとされているものはαカロテン、βカロテン、βクリプトキサンチンなどで、これらはカロテノイドと呼ばれ、赤や黄などの色素成分です。
カロテノイド
カロテノイドは、植物が紫外線による活性酸素から自らの身を守るために生成している抗酸化物質であり、活性酸素の発生を抑え、取り除く作用を持っており、活性酸素の働きで作られる過酸化脂質が引き起こす動脈硬化を予防したり、老化やがんの発生に対しても効果があると考えられています。
このようなカロテノイドの紫外線によるダメージへの有効性は、ヒトの体内においても有効に働くという臨床報告も多数あります。
レチノールとトレチノイン(レチノイン酸)の違い|トレチノインはレチノールが変化してできる物質
トレチノイン(レチノイン酸)とは、レチノール(ビタミンA)が体内で酸化することで変化した物質です。生理活性(生体の機能や形態を変化させる効果)は、レチノールの約50~100倍と言われており、レチノールは最終的にトレチノインに変換することで効果を発揮すると言われています。
レチノールはヒトを含む動物体内では合成されず、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンが体内に取り込まれ、酵素により分解されることで生じます。肝臓などで貯蔵され、血中のレチノール結合タンパク質と結合して放出され、特定の細胞に輸送されていきます。その後、必要に応じて、細胞内でさらにレチナールやトレチノイン(レチノイン酸)等に代謝され、視覚、聴覚、生殖などの機能保持、皮膚や粘膜などの上皮の維持などの生理作用を発揮します。
トレチノインは、誰でも血液中にごく微量流れているもので、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。
レチノールの効果は抗酸化作用やシワの改善?
レチノールはビタミンA(誘導体)なので、ビタミンAの効能を持っているといえるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
- 抗酸化作用
- シミの改善
- ニキビ予防
- シワ改善
レチノールでニキビ・毛穴詰まりの改善ができる?
レチノールには、炎症のある部分の症状を抑えたり、腫瘍を抑制する効果があります。そのため、初期から重症のニキビまで幅広く使うことが出来ます。しかし、炎症を惹起する場合もありますので注意が必要です。
レチノールでシミの改善
シミの原因はメラニン色素の蓄積です。本来排出されるはずだったメラニン色素が肌に残るとシミの原因となってしまいます。肌にレチノールを塗ることで、表皮の細胞分裂が活性化し、肌のターンオーバーを促すことで、シミの改善にも効果が期待できると言われています。しかし、色素が真皮部分に落ち込んで恒久的になってしまったシミ…いわゆる老人性色素斑や、先天的なアザなどには無効になります。
レチノールの抗酸化作用によるシワ改善効果にエビデンスはない
ビタミンAは、ビタミンC、ビタミンEとともに「ビタミンACE(エース)」と呼ばれ、活性酸素の働きを抑える作用を持つ抗酸化ビタミンです。
私たちの身体は、酸素を利用してエネルギーを作り出すと同時に、活性酸素も常に体内で発生しています。活性酸素は細胞を傷つけ、老化、がん、シワ、しみ、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病の原因となります。
人間の身体は本来、酵素によって活性酸素を抑える働きが備わっていますが、年齢を重ねるとともに体内で作られる酵素の量は減少してしまいます。抗酸化ビタミンは、酵素によって処理しきれない活性酸素の働きを抑える抗酸化物質のひとつとして注目されています。しかしながら、レチノールの体内からの作用、すなわち、レチノールの抗酸化作用による直接的なシワ改善のエビデンスは残念ながら示されていません。
レチノールのシワ改善の機序
レチノールを外用(お肌に塗布)することのシワ改善の機序はこうです。レチノールは表皮細胞(角化細胞)に働きかけその分裂速度を速めることが知られています。結果として表皮細胞(角化細胞)の数が増えることにより、表皮を厚くするという効果があります。
シワができるのは加齢による人体の変化ですが、そのシワという変化をレチノールが持つ「表皮を厚くする」という働きで新たに人体へ変化を起こさせ、シワを目立たなくさせる。この効果を狙ってレチノールが使用されています。
※引用 cellbank
このように言われています。
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