「ギックリ背中」という言葉、聞いただけで痛みが伝わってくるようです。日常生活の中で急に電気が走ったような衝撃が背中に走る…本当にお辛いですよね。
一言で言うと、ギックリ背中は**「背中の筋肉や筋膜の微細な断裂」**、つまり背中の肉離れのような状態を指します。正式な医学用語ではありませんが、ギックリ腰の背中版と考えるとイメージしやすいかもしれません。

1. 主な症状
- 突然の激痛: 物を持ち上げた時、くしゃみをした時、あるいはただ振り向いた瞬間に「ピキッ」と痛みが走る。
- 呼吸がつらい: 深呼吸や咳をすると背中に響く。
- 動作の制限: 体をひねったり、前かがみになったりするのが困難になる。
2. なぜ起こるのか?(主な原因)
原因は一つではありませんが、多くは**「筋肉の油断」と「蓄積した疲労」**のコンボです。
- 筋肉の凝り: 長時間のデスクワークやスマホ操作で、背中の筋肉がガチガチに固まっている。
- 急激な負荷: 筋肉が準備できていない状態で、急に重いものを持ったり、無理な姿勢をとったりする。
- 運動不足・冷え: 血流が悪くなり、筋肉の柔軟性が低下している。
3. 起きてしまった時の応急処置
もし今、痛みがある場合は以下のステップを参考にしてください。
| フェーズ | 対処法 | ポイント |
| 直後(安静) | 楽な姿勢で休む | 無理にストレッチをしない(悪化の恐れあり) |
| 急性期(冷やす) | 湿布や氷嚢で冷やす | 炎症を抑えるため、15〜20分程度冷やす |
| 回復期(温める) | お風呂などで温める | 痛みが落ち着いてきたら血流を良くする |
⚠️ 注意が必要なケース
単なる筋肉痛ではなく、内臓疾患(胆石や膵臓、心疾患など)や圧迫骨折が原因で背中に痛みが出ることもあります。
- 安静にしていても痛みが全く引かない
- 冷や汗が出るほどの激痛
- 徐々に痛みが強くなっている