皆さんこんにちは!
Re’starts代表の山本です。
本日は側彎症についてです。
今まで会員様の中でも複数人の方がいました。
先天性のものも多いですが気づかないままの方も多いです。
生まれつきの側弯症(先天性側弯症)は、お母さんのお腹の中にいる赤ちゃんの時期(特に妊娠4〜8週頃)に、背骨(椎骨)の形が正しく作られなかったことが原因で起こります。
なぜそのようなことが起こるのか、現在分かっている理由を分かりやすく解説します。
1. 骨が作られるプロセスの「エラー」
背骨はもともと1本の棒のような組織から、1つ1つのブロック(椎骨)に分かれて形成されます。この過程で主に2つのパターンのエラーが起こります。
- 形成不全(足りない): 本来は長方形であるはずの骨が、三角形(半椎骨)になったり、一部が欠けたりします。積み木の中に1つだけ三角が混ざっていると全体が傾くのと同じ原理です。
- 分節不全(くっついている): 本来はバラバラに分かれるはずの骨同士が、一部でくっついて(癒合して)しまいます。片側だけが固定されるため、成長するにつれて反対側だけが伸び、背骨がカーブしてしまいます。
2. なぜ「エラー」が起きるのか?
実は、はっきりとした原因(「これをしたからなった」というもの)はまだ完全には解明されていません。しかし、以下の要因が複合的に影響していると考えられています。
- 環境的要因: 妊娠初期(骨が形成される時期)の母体の状態(高熱、特定の薬の服用、糖尿病、ビタミン不足など)が影響を与える可能性が指摘されています。
- 遺伝的要因: 多くの場合は遺伝しませんが、最近の研究(TBX6遺伝子など)では、ごく一部のケースで特定の遺伝子が関係していることも分かってきています。
- 偶然の発生: 特定の原因がなく、胎児の発育過程で「たまたま」起こるケースが大半です。
3. 他の部位との関連
背骨が作られる時期は、心臓や腎臓などの臓器が作られる時期と重なっています。そのため、先天性側弯症がある場合、心臓や泌尿器系にも生まれつきの個性が隠れていることがあり、全身をチェックすることが一般的です。
⚠️ 知っておいてほしいこと
「生まれつき」と言っても、生まれた直後はカーブが目立たず、成長期(身長が急に伸びる時期)になって初めて変形がはっきりしてくることも多いのが特徴です。
大切なポイント: 先天性側弯症は、本人の私生活や親御さんの育て方のせいではありません。早期に専門医(整形外科の脊椎専門など)による定期的な経過観察を行うことで、適切な治療時期を見極めることが可能です。
側弯症を「痛みがないから」「もう大人だから」と放置してしまうのは、将来の健康貯金を切り崩すようなもので、少しリスクがあります。
大人の側弯症を放置することで起こりうる**「3つの負の連鎖」**を解説します。

1. 骨の「変形」と「老化」が加速する(変形性脊椎症)
背骨が曲がっていると、特定の関節や椎間板(骨の間のクッション)だけに異常な重圧がかかり続けます。
- 軟骨のすり減り: 圧力が集中する部分の軟骨が早くすり減り、トゲのような骨(骨棘)ができることがあります。
- 加齢による悪化: 若いうちは筋肉で支えられていても、40代以降に筋力が落ちると、年間0.5度〜2度ずつカーブが進行するケースがあります。「気づいたら昔より背が低くなり、曲がりがひどくなった」という状態になりやすいのです。
2. 慢性的な痛みと「神経」への影響
放置してカーブが強まると、骨が神経の通り道を圧迫し始めることがあります。
- 坐骨神経痛やしびれ: 背骨のズレが原因で足にしびれや痛みが出たり、歩行が困難になったりする(脊柱管狭窄症のような症状)リスクが高まります。
- 頑固なこり: 左右の筋肉のバランスが崩れたまま固まるため、マッサージに行ってもすぐに戻ってしまうような、慢性的な激痛に悩まされる可能性が増えます。
3. 内臓への圧迫(進行した場合)
カーブが強くなって胸郭(肋骨の檻)が変形してくると、中の臓器が物理的に窮屈になります。
- 呼吸器・循環器への負担: 肺が十分に膨らまなくなり、少しの階段で息切れしたり、心臓に負担がかかったりします。
- 逆流性食道炎: 胃が圧迫されて押し上げられることで、胃酸が逆流しやすくなることもあります。
「放置」ではなく「管理」という考え方を
「放置がダメ」といっても、毎日不安に思う必要はありません。大切なのは**「放置」ではなく「経過観察(マネジメント)」**に切り替えることです。
やっておくべき最低限のこと:
- 1年に1回のレントゲン: 進行しているかどうかのデータを持つだけで、将来の安心感が違います。
- 「自分の曲がり方」を知る: どちら側に凸があるかを知れば、避けるべき姿勢が分かり、悪化を食い止められます。
放置して数年後に「あの時やっておけば」と後悔するのが一番もったいないです。
このように言われています。
次回は
側彎症の方のケアなどをお伝えしていきます。
https://bodymakerestarts.com/2025/10/29/seiisi/
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